身体に触っての介護が必要になる「要介護」
下の画像は移動の介助をしている様子ですね。身体に触れてサポートしているのが分かります。

要支援でのサポートは、買い物で重たい荷物を持ってくれたり、掃除や洗濯のサポートなどでしたね。身体には触れませんでした。
要介護になると、身体に触れてのサポートが必要になってきます。
要介護と日常生活動作
要介護になると、日常生活動作のサポートが必要になります。
<日常生活動作>
- 起き上がり、立ち上がり
- ベッドから車椅子への移動や、車椅子からトイレへの移動
- 移動
- 食事
- 着替え
- 排泄
- 入浴
- 身だしなみ
以前は「手段的日常動作」という言葉が登場しました。こちらは要支援になるとサポートが必要になってくる動作を言います。
<手段的日常生活動作>
- 掃除
- 料理
- 洗濯
- 買い物
- 家事
- 交通機関の利用
- 電話対応
- スケジュール調整
- お薬の管理
- お金銭の管理
- 趣味
手段的日常動作と、日常生活動作を比べると、日常生活動作はより基本的な動きだと分かります。これらの動きが難しくなると、一人での生活は難しい場面が出てきます。
もちろん、要介護1になったからといって、すぐに日常生活動作が全部出来なくなるわけではありません。「ちょっとやりにくくなったな」と感じたところから、在宅介護サービスを利用して、便利に生活していきましょう。
要介護1〜3の違い
要支援は1と2だけでしたが、要介護はさらに細かく5段階に分けられます。ここでは要介護1〜3に注目してみましょう。
要介護度 | 身体状況の目安 |
(参考) 要支援2 | 1人で日常生活を送れるが、要支援1よりも多くのサポートが必要な状態 ・起き上がりや立ち上がり、食事・入浴・排泄には問題ない ・買い物や掃除などの一部にサポートが必要(要支援1よりもサポートして欲しいものが増える) ・外出時に杖が必要な方も、要支援1〜2に該当する ・要介護認定等基準時間:32〜50分 |
要介護1 | 日常生活のなかで介護が必要な場面がたまにある状態 ・買い物や掃除、料理、洗濯などでサポートが必要である ・入浴や着替えなどの日常動作にも、身体介助が必要な場面がある ・もの忘れの症状も見られ、判断力や思考力に衰えが認められる ・要介護認定等基準時間:32〜50分 |
要介護2 | 要介護1より身体介助が必要な状態 ・要介護1のときよりも、起き上がりや歩行、入浴や着替えなどで身体介助が必要である ・もの忘れも多くなり、要介護1よりも判断能力の低下が認められる ・要介護認定等基準時間:50〜70分 |
要介護3 | 自力で起き上がれない、歩行できない状態 ・1人では起き上がり、立ち上がりが難しくなると要介護3になる(車椅子の使用が1つの目安) ・食事、入浴、排泄などの日常動作全般で介助が必要である ・認知症が進行し、日常生活に支障を来すこともある ・要介護認定等基準時間:70〜90分 |
人によりますが、要支援1〜2くらいですと、起き上がり・立ち上がり、入浴などにサポートが必要になっていきます。認知症が進むと着替えや食事にもサポートが必要になることもあります。
生活に大きな変化が生まれるのは、車椅子に乗るようになったタイミングでしょう。おおよそ要介護3がこれくらいです。移動と排泄が自力では難しくなるため、在宅介護の難易度も上がります。「歩けること」の大切さが分かりますね。
といっても、すぐに全部にサポートが必要になるわけではありません。在宅介護サービスを上手に使えば、最期までお家で暮らすことも可能です。ただ、介護が大変だと感じたり、認知症のため一人でお留守番するのが難しくなってきたりすると、老人ホームの活用を考えても良い頃になってきます。
ここからしばらくはお家での生活を続ける在宅介護サービスの上手な活用方法をご紹介しつつ、さらにその先で老人ホームの入居タイミングや選び方もご紹介していきますね。