身体に触っての介護が必要になる「要介護」

下の画像は移動の介助をしている様子ですね。身体に触れてサポートしているのが分かります。




要支援でのサポートは、買い物で重たい荷物を持ってくれたり、掃除や洗濯のサポートなどでしたね。身体には触れませんでした。


要介護になると、身体に触れてのサポートが必要になってきます。


要介護と日常生活動作

要介護になると、日常生活動作のサポートが必要になります。


<日常生活動作>

  1. 起き上がり、立ち上がり
  2. ベッドから車椅子への移動や、車椅子からトイレへの移動
  3. 移動
  4. 食事
  5. 着替え
  6. 排泄
  7. 入浴
  8. 身だしなみ

以前は「手段的日常動作」という言葉が登場しました。こちらは要支援になるとサポートが必要になってくる動作を言います。


<手段的日常生活動作>

  1. 掃除
  2. 料理
  3. 洗濯
  4. 買い物
  5. 家事
  6. 交通機関の利用
  7. 電話対応
  8. スケジュール調整
  9. お薬の管理
  10. お金銭の管理
  11. 趣味

手段的日常動作と、日常生活動作を比べると、日常生活動作はより基本的な動きだと分かります。これらの動きが難しくなると、一人での生活は難しい場面が出てきます。


もちろん、要介護1になったからといって、すぐに日常生活動作が全部出来なくなるわけではありません。「ちょっとやりにくくなったな」と感じたところから、在宅介護サービスを利用して、便利に生活していきましょう。


要介護1〜3の違い

要支援は1と2だけでしたが、要介護はさらに細かく5段階に分けられます。ここでは要介護1〜3に注目してみましょう。


要介護度

身体状況の目安

(参考)

要支援2

1人で日常生活を送れるが、要支援1よりも多くのサポートが必要な状態

・起き上がりや立ち上がり、食事・入浴・排泄には問題ない

・買い物や掃除などの一部にサポートが必要(要支援1よりもサポートして欲しいものが増える)

・外出時に杖が必要な方も、要支援1〜2に該当する


・要介護認定等基準時間:32〜50分

要介護1

日常生活のなかで介護が必要な場面がたまにある状態

・買い物や掃除、料理、洗濯などでサポートが必要である

・入浴や着替えなどの日常動作にも、身体介助が必要な場面がある

・もの忘れの症状も見られ、判断力や思考力に衰えが認められる


・要介護認定等基準時間:32〜50分

要介護2

要介護1より身体介助が必要な状態

・要介護1のときよりも、起き上がりや歩行、入浴や着替えなどで身体介助が必要である

・もの忘れも多くなり、要介護1よりも判断能力の低下が認められる


・要介護認定等基準時間:50〜70分

要介護3

自力で起き上がれない、歩行できない状態

・1人では起き上がり、立ち上がりが難しくなると要介護3になる(車椅子の使用が1つの目安)

・食事、入浴、排泄などの日常動作全般で介助が必要である

・認知症が進行し、日常生活に支障を来すこともある


・要介護認定等基準時間:70〜90分


人によりますが、要支援1〜2くらいですと、起き上がり・立ち上がり、入浴などにサポートが必要になっていきます。認知症が進むと着替えや食事にもサポートが必要になることもあります。


生活に大きな変化が生まれるのは、車椅子に乗るようになったタイミングでしょう。おおよそ要介護3がこれくらいです。移動と排泄が自力では難しくなるため、在宅介護の難易度も上がります。「歩けること」の大切さが分かりますね。


といっても、すぐに全部にサポートが必要になるわけではありません。在宅介護サービスを上手に使えば、最期までお家で暮らすことも可能です。ただ、介護が大変だと感じたり、認知症のため一人でお留守番するのが難しくなってきたりすると、老人ホームの活用を考えても良い頃になってきます。


ここからしばらくはお家での生活を続ける在宅介護サービスの上手な活用方法をご紹介しつつ、さらにその先で老人ホームの入居タイミングや選び方もご紹介していきますね。