定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは?
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、日中・夜間を通じて、訪問看護と訪問介護が連携しながら、サービスを提供します。

引用:厚生労働省「定期巡回・随時対応型訪問介護看護の概要」
ひとり暮らしの方はもちろん、ご家族と同居されている方も利用可能です。
名称のとおり、「定期巡回」と「随時対応」、2パターンのサービスを提供しています。
定期巡回では、訪問介護員が定期的に訪問して、食事や入浴、排泄などの身体介護を中心にケアしてくれます。
さらに、調理や掃除、洗濯といった生活援助を受けられるのが特徴です。
随時対応は、24時間体制で待機しているオペレーター(随時対応を行う専門職員のこと。看護師や介護福祉士、医師、保健師などの資格が必要)が利用者さんやご家族からの連絡を受けて、相談や訪問介護員の派遣などの対応をおこなうサービスです。
訪問看護では、主治医の指示のもと、訪問看護師が健康管理や医療的ケアなどをおこないます。
1つの事業所が訪問介護と訪問看護の両方を提供する「一体型」と、訪問看護事業所と訪問介護事業所が連携してサービスを提供する「連携型」に分かれます。
一般的な訪問介護との違い
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、一般的な訪問介護と違い、1日複数回の利用が可能です。
また緊急時にサービスを受けられる点も、一般的な訪問介護とは異なります。
一般的な訪問介護については、こちらのコラムで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
一般的な訪問看護との違い
定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、必要に応じて、緊急時も訪問看護の随時利用が可能です。
一般的な訪問看護は、ケアマネジャーが作成したケアプランにより、サービスを提供する回数や時間が決められているため、ここが大きな違いといえるでしょう。
基本料金
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護の基本料金は、1か月ごとの定額制です。
定額制なので、訪問介護を多く利用しても、1か月の利用限度額を超える心配がありません。これは安心ですね。
基本料金の目安を表にまとめました。
事業所の形態 | サービス種別 | 要介護度 | 自己負担額(単位) |
一体型 | 訪問看護サービスをおこなわない 場合 | 要介護1 | 5,446円 |
要介護2 | 9,720円 | ||
要介護3 | 16,140円 | ||
要介護4 | 20,417円 | ||
要介護5 | 24,692円 | ||
訪問看護サービスをおこなう場合 | 要介護1 | 7,946円 | |
要介護2 | 12,413円 | ||
要介護3 | 18,948円 | ||
要介護4 | 23,358円 | ||
要介護5 | 28,298円 | ||
連携型 | 要介護1 | 5,446円 | |
要介護2 | 9,720円 | ||
要介護3 | 16,140円 | ||
要介護4 | 20,417円 | ||
要介護5 | 24,692円 |
介護保険サービスの利用料は基本的に単位数×10円となっており、負担割合に応じて1〜3割が利用者自己負担になります。
そのため上記の表では、単位数=自己負担額として計算しました。
ただし利用料は全国一律ではなく、所得やお住まいの地域によって変動します。
所得や地域による自己負担額の変動については、こちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
介護保険地域別単位加算表とは?自己負担額の関係について詳しく解説
こちらの記事を読むと、介護保険料の自己負担額のことをより深く理解できますよ。
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護はこんな方にオススメ
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護はこのような方にオススメです。
- ひとり暮らしのため、1日何度も見守りが必要な方
- 身体介護だけではなく、インスリン注射や薬の管理といった医療的ケアが必要な方
- 24時間365日のケアを受けながら、慣れ親しんだ自宅で過ごしたい方
- 1日複数回の訪問介護が必要であるため、1か月の利用限度額を超えそうな方
また、夜間も訪問介護を利用できるため、家族の負担を減らしたい場合にもオススメのサービスといえますね。
ただ注意したいのが、このサービスは希望する方全員が受けられるものではありません。
サービスを利用するには、2つの条件があります。
- サービス利用者の介護度が「要介護1以上」である
- サービス事業所と同じ市区町村に住んでいる
要支援1・2の方や、事業所と住所地が異なる方は利用できないということを知っておきましょう。
上記の条件にあてはまり、サービスを希望される方は、まず担当のケアマネジャーに相談してください。
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護は、住み慣れた自宅で暮らしたい方の強い味方になるはずです。